こんにちは。僕自身ワクチン接種も二回終わり、少しずつ感染者数も減ってきつつある感じですが、相変わらずジャズクラブの営業は20時まで、ライブは18時スタートのお店が多く、お客さんは18時からライブハウスへ行くことは難しく、結果お客さんの入りが芳しくない状況が続いています。
9月上旬あたりで緊急事態宣言が延長になり、17日に栄ジャズ・イン・ラブリーで行う予定だった僕のカルテットはお店の休業が延長になり、中止になるところでした。ですがいつもお世話になっている覚王山スターアイズさんのその日のライブが東京メンバーのライブで中止が決定しており、スターアイズは緊急事態宣言中も20時までの短縮営業をしているお店だったので、場所をスターアイズへ変更してライブをすることができました。
休業しているお店もあるような厳しい状況下で、かつ時短で思うようにたっぷりライブが出来ない昨今でリーダーライブをするかどうか正直悩みましたが、このライブ自体が6月の延期先であったこと、またこの厳しい中でも感染対策を徹底しながら営業するお店や、自らの情熱を絶やさないために、ライブをしようと決めました。
急遽お店を開けてくださったスターアイズさん、ありがとうございます!
このライブは僕の曲のみを演奏する、自分の挑戦のためのカルテット。
今回も素晴らしいメンバーに支えられ、いい演奏が出来ました。新曲も2曲披露。一曲は最近亡くなってしまった僕の祖父へのメッセージソングにしました。
そしてもう一曲の新曲が今回のライブの目玉、画家の小川信治さんの作品からインスパイアされて書いたmoiré(モアレ)という曲です。
リーデンホールストリートというロンドンにある大門に、違う時代の建物や人物を同一時空に収めた、小川さんのPerfect Worldというシリーズの作品です。当日、実物を持ってきていただき、展示していただきました。
”リーデンホールストリート”とライブ中の演奏に聴こえてきた音を絵にする小川信治さん。
近くで見ても、写真に見えるのですが、なんと鉛筆のみで描かれています。
音楽をしている自分にとって、美術はまだまだ深くは理解できないけれど、一つの作品を完成させるまでの途方も無い集中力やそれまで培ってきた努力の結晶を見て感動しますし、この気持ちは音楽を表現する上でとても大切なことだと思っています。音楽は形になって見えるものではないし、その瞬間の感動を共有するものですが、絵は目で見える実物となって、そして残り続くし、その絵を独り占めすることも出来ます。表現する方法は違うけど、人々を感動させる力があることは同じで、小川さんの姿を見て僕も美しい曲を丹精込めて作っていきたいと思いました。
モアレを演奏している最中、小川さんは僕らの演奏を聞きながらスケッチを始め、そして完成させていました。ほんの数分で描けてしまう、それも凄まじいクオリティで。びっくりです。
完成された作品がこちら。素敵すぎます。。
小川さんとは今後もコラボレーションの機会がある予定です。11/20にはバリトンサックスの岩持芳宏さんとデュオで即興演奏をしながら小川さんがその演奏に絵を描いていくというイベントをやる予定です。詳細はまた後日!
とにかく、無事にこの日のライブをすることが出来て本当に良かったです!お陰様で多くのお客様に来ていただきました。ありがとうございました。
最近買ったProphet6の初陣ともなりました!もっと使いこなせるようになりたいです。。
改めていつも素晴らしい演奏をしてくださるメンバーに感謝です。ありがとうございます。
このカルテットの次回ライブは来年になる予定ですが、今後も活動していく予定ですので、ぜひとも応援よろしくお願いします!!!!!!
現在弦楽四重奏を入れる計画中。レコーディングも考えたいです。。
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